遠い昔から、港を中心に交易の拠点として栄えてきた神戸の街。
幕末以降の海外との交流により、多くの異人館が点在し、南京町が広がるエキゾチックな町並みの中でも、
ひときわ異彩をはなっているのが本願寺神戸別院です。
そのインド仏教様式の斬新なデザインは、昭和五年に建てられた旧寺院より受け継がれたもので、
昔から今日まで神戸の人々にモダン寺の呼称で親しまれています。
当寺院は西本願寺直属の別院で、宗祖親鸞聖人の示された他力本願のみ教えを聞く、
聞法道場として建立されました。
平成七年に完成した現在の建物は、さまざまな機能と設備を持つ総合的な施設となっています。
震災後初の新築寺院となった当寺院は、神戸復興の先駆けとして市の要請によりライトアップされ、
神戸の夜空にその特異な姿を浮かびあがらせています。
宗派名 | 浄土真宗本願寺派 |
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本山 | 京都・(西)本願寺 |
本尊 | 阿弥陀如来(南無阿弥陀仏) |