2019/05/16thu
仏具
仏壇
蝋燭の火から、次のようなことを味わうことができます。周囲を明るく照らす光は、如来さまの智慧を象徴すると言われています。私の心の奥底の迷いの闇を隈なく照らして真実に向かわしめる智慧の光明です。また熱は、如来さまの慈悲を表わすと言われています。熱が氷を解かすように、お慈悲の温もりが私の心を解きほぐして下さいます。
このようにローソクの炎からも、休むことなくはたらきかけて下さっている如来さまのお慈悲の心を味あわせていただきます。
蝋燭の色は普段は白蝋を使い、葬儀には銀蝋、お通夜・追悼法要・年忌法要(三回忌まで)には銀蝋または白蝋を使います。報恩講法要・永代経法要・年忌法要(七回忌以後)・入仏式・慶讃法要には朱蝋(慶讃法要には金蝋でも良い)を使います。